shizuto on languages

言語好きの組込みプログラマが言語から言語じゃないものまで語ります。On y va!

習うより慣れろ、でもその後習うのも良い

学生時代、趣味の自然言語学習では基本的に文法ばっかり勉強していて楽しんでいたのですが、それはそれで趣味として楽しかったのですが、なかなかその言語を使えないしできてくる実感もないのでもやもやとしてたのですね。

就職してからは中心が会話や筆記(Lang-8とか)に移ってきて、だんだん使えるようになってくる実感が伴ってきて、学生時代もこうしておけばよかったなあと思っていたりします。今、僕が「多少できるよ」と言っている自然言語(英語、フランス語、アラビア語、韓国語、タガログ語)の半分は就職してから始めたものです。学生時代はドイツ語、エスペラント語、ラテン語をかじったりもしてましたが、もう「始めて一週間ぐらいです」って感じのレベルくらいしか覚えていない。

まあ、つまり習うより慣れろは正しい。たとえ実際に使う機会のないような言語の文法と戯れるのが大好きな文法好きさんであっても、まずは習うより慣れたほうが結果的に文法の吸収が速いのです。

 

さて、ではだんだん慣れてきたなーと思ったら、今度は習うのも大切なのです。「なんとなくこんな感じ」と思ってきた会話表現を、いざ文法書とかで「これが過去形だ!」みたいな感じで見ると納得するのです。あと、不規則変化する動詞とかはどんな言語でもたいてい基本動詞が中心なのでよく使っていたりします。ここで、ああこれは不規則変化だったんだ、とか納得するわけです。すると、今まで何となく使っていた表現を自信を持って使ったり応用したりできていってレベルアップが加速します。

習うのが先か慣れるのが先かというのを例でいうと

  1. 「過去形には ed を付けるんだ」「I played ~, I watched ~, I goed」→「go は不規則変化だから goed じゃなくて went になるよ」「I went ~, I doed」→「あ、buyとかdoとかも不規則で」
  2. 「I went to ~, I bought ~, I played ~, I did ~」「最後がdのやつ多いなー」→「一般的に過去形は現在形に ed を付けますが不規則なものもあります」「なるほどー」

なお、後者でも不規則変化を間違えることは多々ありますし、後者なら間違いが減るわけではなありません。その点は誤解なきよう。個人的な感覚として後者のほうが圧倒的にすんなり進んでいくってだけです。

さあ、みんなも言語やろう。

ゼロからスタート韓国語 文法編

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